ドッグフードにはいろいろな形状や粒のサイズがありますが、みなさんはそれをどのようにして選んでいるのでしょうか。「大きい粒は大型犬」「小さい粒は小型犬」と思っている人も多いと思いますが、実はそうとも限らないのです。
そこで今回は、ドッグフードの粒の大きさについてまとめました。みなさんの愛犬にはどんな粒の大きさのドッグフードを選べばいいのでしょうか。おすすめのドッグフードも紹介しているので是非参考にしてください。
ドッグフードの粒の大きさ
現在さまざまなドッグフードが売られていて、価格や栄養バランスだけでなく粒の形状や大きさも色々なものがあり、一般的に8mm以下は小粒といわれています。
粒の大きさは犬の大きさに関わらず個体によって好みがあるようです。実際、あまり食べてくれなかったのが、粒の大きさを変えてみたら食べるようになったという例もあります。「ドッグフードを食べない」「食ムラがある」などがあれば、もしかしたら粒の大きさが合っていないのかもしれません。
粒の大きさと食べ方の関係
粒の大きさが合うか合わないかは、何を基準にすればいいのでしょうか。それはドッグフードの食べ方にありました。
人間は食べ物を「よく噛んで食べる」といわれますよね。人間の奥歯は臼歯ともいわれ、臼のような平べったい形をして食べ物をよくすりつぶせるようになっています。そのため「よく噛んで食べる」ということが当たり前にいわれます。
でも犬の奥歯は人間とは違いとがっていて、食べ物をすりつぶす構造にはなっていません。したがって犬には食べ物を「よく噛んで食べる」という概念はなく、そのまま丸呑みしてしまう習性があります。
ただ、豪快にむしゃむしゃと噛んで食べる子もいれば、ひと口くわえて別のところに移動して、カリカリと噛んで食べるのが好きな子もいます。犬によっていろいろな食べ方や癖があるので、その犬の食べ方に合った粒の大きさを与えることが大切です。
食べ方に合った粒の大きさの選び方
小型犬には小さい粒、大型犬には大きい粒と選ぶのではなく、小型犬や大型犬に関係なく愛犬の食べ方や癖で判断するのが正しい選び方です。
早食いで丸呑みする場合
犬は早食いする子が多いですが食べるたびにむせたり吐き出したりしてしまう場合は、大型犬でも小さい粒の方が向いています。大粒のドッグフードを丸呑みすると喉に詰まらせて危険なうえに、消化に時間がかかり内臓に負担をかけてしまいます。
小型犬の場合喉も小さいため、早食いすると小さい粒でも喉に詰まらせる場合もあるので、早食い防止用の食器を利用するなどの工夫をしましょう。
ただ早食いして丸呑みしている犬でも、少し大きめの粒を与えると噛むようになる場合があります。犬はドッグフードを噛むことで歯の歯垢を取ったりアゴの強化になったりと、噛むことも大事なので大きめの粒を与えて少し様子を見てください。それでも丸呑みしてしまう場合は、ふやかして与えるか砕いて粒を小さくして与えてください。
よく噛んで食べる場合
小さい粒でもよく噛んで食べる場合は、小型犬でも小粒にしなくても大丈夫です。少し大きめの粒の方が噛みごたえがあり満足できます。
子犬、シニア犬の場合
子犬は噛む力が弱く消化器官が未熟です。シニア犬は噛む力が衰退していて消化能力が低下します。なので子犬、シニア犬は食べ方に関わらず小さめの粒の方がいいでしょう。
粒の大きさ別おすすめドッグフード
小粒のおすすめ「カナガン」
カナガンの粒は丸く、真ん中に穴が開いている小粒タイプのドッグフードです。カナガンに使用される食材は、全てヒューマングレード(人間も食べられる品質)でできていて、主原料にはチキンを使用した無添加ドッグフードです。犬にとって消化が苦手でアレルギーになりやすいといわれる穀物を使用していないので、噛まずに飲み込んでも消化が良く安心して与えられます。
大粒のおすすめ「ネルソンズ」
ネルソンズの粒は真ん中がぷっくりとした三角形の形をしていて、1辺の長さは約1cm、厚さは5mmの少し大きめのドッグフードです。よく噛む犬で小粒では満足できない子に適しています。こちらも主原料にチキンを使用していて穀物、肉の副産物・遺伝子組み換え食品、人工添加物といった犬に危険なものは一切使用せず、犬に必要なものだけを使用して作った安心で安全なドッグフードです。
ドッグフード「粒の大きさ」についてまとめ
小型犬は小粒、大型犬は大粒と思っていませんでしたか?多頭飼いをしている人はよくおわかりだと思いますが、犬によって食べ方に違いがあるのですよ。あなたの愛犬の食べ方をよく観察して、一度ドッグフードを見直してみましょう。
ただし大きめのドッグフードにかえて様子を見るときには、喉に詰まらせたりしないように注意深く見てあげて下さい。大きい粒でも丸呑みしている場合は、すぐに細かくしてあげるなどしてくださいね。