愛犬の肝臓の数値が高いときどんなドッグフードを選べばいいの?

肝臓に良いドッグフード

肝臓の数値が高いときどんなドッグフードを選べばいいの?
肝臓の病気といえば大酒飲みの人がなるというイメージがありますが、お酒を飲まない犬にも肝臓病が意外に多いってご存知ですか?
今回は肝臓によいドッグフードについてまとめました。ドッグフードの選び方やおすすめドッグフードも紹介しています。「愛犬の肝臓の数値が高い」とお悩みの方の参考になれば幸いです。

肝臓の役割り

そもそも肝臓はどのような役割を担う臓器なのでしょうか。

栄養素の合成
食べ物で摂取したタンパク質・炭水化物・脂肪は腸で消化されてアミノ酸・ブドウ糖・グリセリンに分解されます。それらの栄養素は肝臓に取り込まれて合成し、体をつくるもとになったり血糖値を一定に保ったりしています。

毒素の分解
肝臓は小腸で吸収された有害な毒素を分解して、無毒化する働きがあります。人間は摂取したアルコールを、肝臓で分解するというのはよく知られていますが、そのほかに薬を分解したり、タンパク質を分解するときにつくられるアンモニアを尿として排泄しやすいようにしたりする役割もあります。

胆汁の分泌
肝臓は胆汁という消化液を分泌して、十二指腸に排出し膵臓の消化酵素を働きやすくする働きがあります。

肝臓の数値が高い原因は?

血液検査で出る肝臓の数値ALT(GPT)は肝臓に多く含まれる物質で、何らかの理由で血液中にALTが漏れたときに数値が高くなります。そして、肝臓の状態が悪いほどALT(GPT)は高くなります。ではどのような原因があるのでしょうか。

栄養不足
摂取カロリーやタンパク質、ビタミンが不足するとその不足分を補うため自身の脂肪や筋肉を分解してカロリーを摂取しようとします。この分解する働きが肝臓に大きな負担をかけます。

炭水化物の過剰摂取
炭水化物は多く摂り過ぎると余った分が脂肪になって体に蓄積されます。それが脂肪肝になると肝臓の数値が高まり、肝臓疾患の原因となります。

中毒性
薬や毒物を摂取したときや、有害な毒素を長期的に摂取することで数値が高くなることがあります。

遺伝性
銅蓄積性肝障害(肝臓に銅が蓄積することで起こる)は遺伝性の病気で、ベドリントン・テリア、ラブラドール、コッカースパニエルによく見られるといわれます。

肝臓の数値が高い症状は?

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、異常があっても症状に現れにくく初期段階ではわからないことが多いですが、次のような症状が出ます。

  • 食欲がない
  • 水をよく飲む
  • 元気がない
  • おしっこが濃い
  • 嘔吐する
  • 白目や歯茎が黄色い

複数当てはまることがあれば、病気が進行している可能性があります。病院で診てもらうことをおすすめします。

肝臓に良いドッグフードの選び方

肝臓の数値が高い場合肝臓によく、尚且つ肝臓に負担をかけないドッグフードを与えなくてはいけません。ドッグフードを選ぶポイントは3つです。

良質なタンパク質と脂肪のバランス
タンパク質は良質な肉類、脂質はオメガ3・オメガ6脂肪酸などがバランスよく含まれているドッグフードを選びましょう。

また肝臓が悪くなると食欲も落ちるので、少しの量でも栄養が摂れるように高タンパクのドッグフードを選びましょう。肝臓に負担をかけないように少量ずつ数回に分けて与えることをおすすめします。

豊富なビタミン
野菜や果物に含まれるビタミンA・C・Eは「抗酸化作用」の働きで細胞を活性化させ、肝臓をサポートします。またビタミンBは、タンパク質などの消化・代謝を助けてくれます。ビタミンが豊富なドッグフードを選びましょう。

有害な毒素は添加物
肝臓では有害な毒素を分解しますが、ドッグフードの有害な毒素は合成保存料や合成着色料などの添加物のことをいいます。添加物が入っていると毒素を分解するぶん肝臓に負担がかかります。ドッグフードは無添加のものを選びましょう。

ちなみに、おやつは添加物が使われているのがほとんどなので与えないようにしましょう。おやつをあげるなら肝臓にいいといわれるリンゴやキャベツなどを与えましょう。

肝臓によいおすすめドッグフードはコレ!

モグワン ドッグフード
モグワンドッグフード
おすすめする理由

  • 高タンパク
  • ビタミン豊富
  • 無添加

モグワンはヒューマングレード(人間の食べられる品質)のチキンとサーモンをたっぷり使った高タンパク、脂質(12%)はオメガ3・オメガ6脂肪酸がバランスよく含まれるドッグフードです。ビタミン豊富なリンゴ、クランベリー、カボチャなどが入っていて、もちろん無添加です。肝臓にトラブルがある愛犬にも安心して与えられます。

ドッグフードと肝臓についてまとめ

ドッグフードの原材料に粗悪な肉が使われていたり、添加物が使われていたりすると毎日食事するだけで肝臓に負担をかけてしまい、知らず知らずのうちに肝臓の数値が高くなっていたということも少なくありません。
ドッグフードを変えただけで改善したという方もいるほどドッグフード選びは大切です。愛犬のために原材料をよく見て、安全で安心できるドッグフードを選んであげてください。