賞味期限切れのドッグフードは大丈夫?見方や開封・未開封の期限を解説

賞味期限切れのドッグフード

犬を飼い始めた方の中には、お得用サイズのドッグフードを買ってしまって、食べきれずに賞味期限が過ぎてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ドッグフードにも人間の食品と同じように賞味期限があるので、購入する量には注意しましょう。

ところで賞味期限が過ぎてしまったドッグフードは、食べさせても大丈夫なのでしょうか。ここでは、ドッグフード(ドライタイプ)の賞味期限についてまとめました。気になる方はチェックしてみてくだい。

ドッグフードの賞味期限

ドッグフードに限りませんが、未開封の場合と開封後の場合では賞味期限が異なります。以下を参考にしてください。

未開封の場合

賞味期限は商品によっても異なりますが、製造年月日から「1年」としているものが多いようです。消費者にとっては賞味期限が長い方がいいような気もしますが、あまりにも長いものは合成保存など犬にとって危険な添加物が含まれていることもあるので、注意が必要です。賞味期限はパッケージに記載していますので、必ず確認するようにしてください。

開封後の場合

ドッグフードは封を開けて空気に触れると酸化が始まり、パッケージに記載されている賞味期限は関係なくなります。空気に触れている時間が長いと酸化が進み、風味が損なわれるばかりか品質も徐々に劣化していきます。

開封後の賞味期限は、一般的に開封してから「1ヶ月」としているものが多いですが、できるだけ早く消費することをおすすめします。

ドッグフードの保存方法

未開封であっても保存状態が悪ければ、賞味期限以内でも傷んでいる場合がありますので、ドッグフードの保存方法はとても大切です。直射日光を避け、高温多湿にならないところに保存しましょう。開封後は空気を抜き、口をしっかり閉じて保存します。梅雨の時期や夏場はカビなどが生えないように、特に保存場所、保存方法に注意が必要です。

おすすめのドッグフード保存方法
できれば最初に開封したときに、1食分ずつ小分けして保存袋に入れるのが理想的です。手間はかかりますが、空気に触れるのが開封したときの1回で済みますし、与えるときはサッと簡単に与えられますよ。

詳細:意外と知らない?『ドッグフードの保存方法』とは?

賞味期限が過ぎてしまったドッグフードは、食べさせていいの?

そもそも賞味期限が過ぎると、ドッグフードはどうなってしまうのでしょう。賞味期限が過ぎてしまったドッグフードを、食べさせてよいのでしょうか。

品質の劣化
ドッグフードには、嗜好性を高めるため油分をかけられていることが多くあります。この油分は劣化が早いといわれています。劣化したものを食べさせると嘔吐や下痢の症状が出る原因にもなり、犬の内臓にとても負担をかけます。

カビや害虫
開封後のドッグフードは時間が経つとカビが生えやすくなったり、原料に小麦やトウモロコシなどの穀物を含んでいると、穀物害虫がつきやすくなったりします。カビが生えてしまったドッグフードや虫がついたドッグフードは、もちろん食べさせてはいけません。

合成保存料などの添加物
賞味期限が過ぎてしまっても、においもなく見た目にも問題ない場合は大丈夫だと思っている方も、ちょっと待ってください。賞味期限が過ぎてしまっても劣化していないということは、酸化防止剤や防腐剤などの添加物が入っているということです。添加物は、時には劣化より危険なこともあるのです。

ドッグフードの賞味期限についてまとめ

賞味期限は「大体それくらいを目安にしてください」という意味で、1日でも過ぎてしまうと、食べられないかといえばそうではありません。ですが前述したように、季節や保存状態によっては賞味期限が早まることもあります。したがって、賞味期間が過ぎてしまったドッグフードは食べさせない方が無難といえるでしょう。