愛犬の具合が悪いときやワクチン接種など、何かと動物病院に行く機会があると思いますが、そこでドッグフードをすすめられたことはありませんか?動物病院がおすすめするドッグフードはどんなドッグフードで、果たして安全なのでしょうか。
そこで動物病院がおすすめするドッグフードについてまとめてみました。疑問に思っていた方も、まさに今おすすめされたドッグフードを与えている方も参考にしてください。
動物病院がおすすめするドッグフード
病院がすすめるドッグフードとはどのようなものなのでしょうか。
一般にも売られている療法食のドッグフード
動物病院がすすめるドッグフードは、ほとんどが療法食です。療法食とは、すでに病気になってしまった犬や肥満などの犬のために、栄養素や㏗値を調整して病気の進行を抑えるなどの目的で作られたドッグフードのことです。
動物病院オリジナルのドッグフード
動物病院の中には、病院オリジナルのドッグフードを取り扱っているところもあります。原材料にこだわって作られているので、価格が少し高めになっていることが多いです。
動物病院取り扱いドッグフード
動物病院で取り扱っているドッグフードはほとんどが療法食です。療法食にはどのようなものがあるのか一部紹介します。
症状 | 内容 |
---|---|
糖尿病、肥満 | 糖コントロール、低カロリー |
食物アレルギーによる皮膚疾患 | 低アレルゲンのタンパク源、オメガ3脂肪酸配合 |
腎臓疾患 | タンパク質、リン、塩分コントロール |
肝臓疾患 | 高消化性、銅制限、抗酸化作用(ビタミン等) |
消化器系疾患(高脂血症、膵炎) | 高消化性、低脂肪、抗酸化作用(ビタミン等) |
尿石症 | ミネラル調整、マグネシウム制限、㏗コントロール |
心臓疾患 | 塩分制限、タウリン・カルチニン配合 |
動物病院専用ドッグフード
前述した療法食はインターネットでも簡単に購入できますが、基本的には動物病院で治療を受け獣医師の指導のもとに与えなくてはいけません。では、動物病院専用のドッグフードといわれるものにはどのようなものがあるのでしょうか。
ドクターズダイエット
ドクターズダイエットは日本産の動物病院専用のドッグフードです。幼犬用、成犬用、高齢犬用と皮膚管理、肥満犬用の5種類が販売されています。「動物病院専用」というだけで安心感がありますよね。
しかし、原材料を見ると主原料は肉ではなくアレルギーを起こしやすいトウモロコシが使用されています。皮膚管理にはトウモロコシは使っていませんが、それでも主原料は米の穀物です。ほかにもチキンミールやポークミール、動物性脂肪など避けたい原材料が揃っていました。
ロイヤルカナンの療法食
ロイヤルカナンは療法食として細かい症状に分かれていて、種類も数多く揃っています。動物病院でもロイヤルカナンの療法食をすすめているところは非常に多いのではないでしょうか。しかし原材料を見てみるとこちらも主原料が穀物のものが多く、同じく動物性脂肪もはいっています。
またロイヤルカナンにはソルビン酸カリウムやBHA、没食子酸プロピルなど、犬に危険な合成保存料や酸化防止剤が使われています。病気の犬はもちろんのこと、健康な犬にも与えてほしくないドッグフードです。
動物病院ですすめられるドッグフードは犬にとって安全?
ドッグフードを動物病院ですすめられるとそれだけで安心感がありますが、動物病院ですすめられるドッグフードが全て安全とは限りません。もしすすめられても100%信用するのではなく、原材料をよく見て確認することが大事です。確認するポイントは4つ!
動物病院のドッグフードまとめ
動物病院の獣医さんは飼い主さんにとって、愛犬の命を預けているといってもいいほど信頼している存在です。その獣医さんにドッグフードをすすめられると安心してしまいますよね。でも100%信用するのではなく、ドッグフードは飼い主さんの目で確かめて飼い主さんが選んでほしいと思います。