小麦粉でおなじみの日清製粉のグループ会社である、日清ペットフードが販売する「いぬのしあわせ」。聞いたことある方も無い方もいるかとは思いますが、まずはCMを御覧ください。
可愛いCMですね。ほんとに幸せそうです。ですが、その「いぬのしあわせ」とはどんなドッグフードなのか、徹底分析してみました。
購入を検討している方も、すでに使っている方もぜひ参考にしてみてください。
お品書き♪
ドッグフード「いぬのしあわせ」の特徴
食いつきを良くするためにフードに白い粉(ミルクパウダー)がかかっているのが特徴です。
ドッグフード「いぬのしあわせ」のコストパフォーマンス
いぬのしあわせと同じように大型スーパー等に売られている格安ドッグフードと価格を比較してみました。
品名 | 1袋(kg) | 価格(円) | 1kg当たり(円) |
---|---|---|---|
日清いぬのしあわせ | 1.5 | 724 | 約482 |
ロイヤルカナン | 3 | 4,514 | 約1,504 |
アイムス | 5 | 2,434 | 約486 |
ユニ・チャーム愛犬元気 | 6 | 2,484 | 414 |
ピュリナワン | 4.2 | 2,551 | 約607 |
ペディグリー | 10 | 3,475 | 約347 |
※価格は定価です(消費税込み)
上記の表からもいぬのしあわせは、そこそこ安いのがわかります。ホームセンターならもっと安い値段で売られています。買う側にとって安いのは嬉しいですが、それを与えられる愛犬は一体どうなのでしょうか?安いのには理由があります。皆さんも一度、考えてみてはいかがでしょうか?
「いぬのしあわせ」の原材料
今回は「いぬのしあわせ1歳からの成犬用(中粒)」の原材料を参考に見ていきます。
穀類(小麦粉/ホミニーフィード/とうもろこし/コーングルテンミール/脱脂米糠)/肉類(ミートミール/チキンミール/チキンレバーパウダー)/油脂類(動物性油脂/フィッシュオイル/米胚芽油)/アルファルファ/大豆ミール/乳類(ミルクパウダー/チーズパウダー)/魚介類(フィッシュミール/魚肉抽出物)/ビートパルプ/野菜類(パプリカ/キャベツパウダー/にんじんパウダー/ほうれん草パウダー/かぼちゃパウダー)/オリゴ糖/クロレラ/卵黄粉末/β‐グルカン/グルコサミン/クローブ/バジル/ローズマリー/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/銅/亜鉛/ヨウ素)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/香料/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
※日清いぬのしあわせより抜粋
気になるところに下線を引入ています。一つずつ見ていきましょう。
穀類
原材料は配合の多い順に記載するというルールがあるので、この場合は穀類が主原料になっているということです。ワンちゃんは肉食なので穀物はうまく消化できません。ドッグフードは、肉類の動物性タンパク質が主原料になっているものが理想的です。
また小麦粉やとうもろこしはアレルギーの原因にもなります。そういった理由でも、穀類を主原料とするドッグフードはオススメできません。
ミール
ミールとは、牛や豚、鶏などのくず肉、内臓、骨などに熱を加えて脂肪を除き、圧縮させ細かく砕いた粉末のことを呼びます。内臓の中には糞尿も残ったまま使用されるので、危険な薬品で消毒されている事もあるので大変危険です。
動物性油脂
動物性油脂だけでは何の動物からとれた油なのかわかりません。最低でも何の油かは明記してほしいですね。
香料
着色料は使われていませんが、添加物である香料が使われているところも気になります。添加物はアレルギーの原因にもなるのでオススメはできません。
「いぬのしあわせ」のまとめ
安価なドッグフードは市場でもたくさん出回っていますが、安価であればあるほどそのドッグフードは粗悪なものになってしまいます。商品コストを抑えるために、質の悪い肉や質の悪い動物性油脂などを使ったり、穀物でかさ増ししたり、ワンちゃんの健康など全く考えられていないのが現実です。
今食べさせているドッグフードの原材料を、一度確認してみてください。上記に書いてあるようなものは入っていませんか?ワンちゃんは食べ物を選べません。飼い主さんが、安心安全なドッグフードをしっかり選んであげることが大切です。