今回は「ウィッシュ」というドッグフードについて評価したいと思います。
「ウィッシュ」はあまり聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために特徴や原材料を徹底的に分析してみました。ウィッシュを知っている人も知らない人も、ぜひ参考にしてください。
お品書き♪
ドッグフードウィッシュの特徴
ウィッシュは株式会社パーパスが販売する原産国はアメリカのドッグフードです。ではどんな特徴があるのでしょうか。
ラインナップ
- イノシシ肉、魚肉、七面鳥肉が主原料の「ウィッシュ ワイルドボア」
- 七面鳥肉が主原料の「ウィッシュ ターキー」
- サーモンが主原料の「ウィッシュ サーモン」
- 鹿肉、白身魚、七面鳥肉が主原料の「ウィッシュ ベニソン」
- イノシシ肉、魚肉、七面鳥肉の主原料に加えてヤギミルクを配合した「ウィッシュ ワイルドパピー」
の5種類があります。
グレインフリー(穀物不使用)
犬はもともと肉食であるため、消化が苦手な小麦、大麦、米、トウモロコシなどの穀物を使用せず、消化吸収に配慮しています。
キレート化ミネラル
吸収しにくいミネラルをキレート化してミネラルの吸収性を高めています。
アルミパック小分け包装
いつでも開けたての新鮮さを保つために、アルミパックの小分け包装にしています。
ドッグフードウィッシュのコストパフォーマンス
ウィッシュのコスパはどのようになっているのでしょうか。皆さんもよく知る有名なドッグフードと「ウィッシュターキー」と比較してみました。
品名 | 1袋(kg) | 価格(円) | 1kg当たり(円) |
---|---|---|---|
ウィッシュ | 1.8 | 3,110 | 1,728 |
アイムス | 5 | 2,434 | 約486 |
ペディグリー | 10 | 3,475 | 約347 |
ユーカヌバ | 2.7 | 4,082 | 約1,151 |
ロイヤルカナン | 3 | 4,514 | 約1,504 |
※価格は定価です(消費税込み)
ドッグフードウィッシュの原材料
気になる原材料を見てみましょう。
七面鳥肉、七面鳥肉粉、乾燥えんどう豆、乾燥ひよこ豆、えんどう豆粉、鶏脂、ナチュラルフレーバー、乾燥亜麻仁、乾燥トマト粗、乾燥ビートファイバー、ベジタブルミックス(にんじん、セロリ、ビート、パセリ、レタス、クレソン、ほうれん草)、塩、乾燥じゃがいも、サーモンオイル、クランベリー、ブルーベリー、乾燥ケルプ、乾燥チコリ根、酵母培養液、リン酸一水素カルシウム、塩化カリウム、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、コバルト、タンパク化亜鉛、タンパク化鉄、タンパク化銅、タンパク化マンガン、セレン)、塩化コリン、ビタミン類(E、ナイアシン、B1、パントテン酸、A、B6、B2、D3、ビオチン、B12、葉酸)、アスコルビン酸、ユッカフォーム抽出物、乾燥エンテロコッカスフェシウム、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス、乾燥アスペルギルスニガー、乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム、乾燥バチルスサブチルス、酸化防止剤(ミックストコフェロール、クエン酸)
※ウィッシュターキー参考
気になる原材料には下線を引いています。ひとつずつ見ていきましょう。
七面鳥粉
肉類の「◯◯ミール」「◯◯エキス」「◯◯粉」はドッグフードでは避けたい原材料です。ウィッシュの公式ホームページにも品質についての情報がないので、副産物の可能性があります。
鶏脂
ドッグフードに鶏脂が使用されているのは何も問題ありませんが、食物アレルギーに配慮してイノシシ、魚、七面鳥、鹿以外の肉は使っていないということなので、鶏脂が使われていることに疑問を感じます。
乾燥ビートファイバー
サトウダイコンの搾りかすであるビートパルプ、ビートファイバー便を硬くする作用もあり、ドッグフードには好ましくない材料です。このような材料は、かさ増しのために使われているといわれています。
塩
犬はあまり塩分を必要とせず、食材に含まれる塩分で十分といわれています。そんな中でベジタブルミックスの次に塩の記載があります。これは塩分が多すぎるのではないかと心配です。
塩分の取りすぎは高血圧症や腎臓機能の低下などにつながります。
ドッグフードウィッシュの口コミ
ウィッシュに対する実際の口コミを紹介します。口コミ自体少ないのですが、購入をする際の参考にしてください。
2匹飼っているのですが、たまたま試供品をもらって与えたところ、2匹とも喜んで食べたので購入しました。これからも続けて行きます。
アレルギーを持っているのでアレルギー配慮されたウィッシュを買いました。今のところは大丈夫です。
ドッグフードウィッシュの総合評価(まとめ)
ウィッシュはアレルギーに配慮しているとしながら鶏脂を使っていたり、小分けパックにしてあるのはいいですが、肝心の徳用サイズ(18.1kg入り)は小分けになっていないなど、疑問点もいくつかありました。
公式ホームページを見ても原材料の品質などの情報が少なく、よくわからないドッグフードというのが正直な感想です。