私は現在マルチーズを飼っています。愛犬に安心で安全なドッグフードを与えたいという思いで、ドッグフードを探していました。皆さんもきっと同じですよね。そして「ロイヤルカナン」に目がいきました。
ロイヤルカナンは、アマゾンでも楽天市場でも売り上げ上位を占めている人気商品です。でも『実際のところはどうなんでしょうか?』気になるロイヤルカナンのことを調べてみました。
お品書き♪
ドッグフード『ロイヤルカナン』とは
本社はフランスにあります。世界各国に11ヶ所の工場を持ち、90ヶ国以上にドッグフード・キャットフード販売を展開しています。犬種別やライフスタイル別などラインナップが豊富に揃っているのが特徴です。
ロイヤルカナン最大の特徴『犬種別のドッグフード』
ロイヤルカナンの最大の特徴としては、犬種別にフードが分かれていることではないでしょうか。
- チワワ
- ダックスフンド
- プードル
- 柴犬
- ヨークシャテリア
- シーズー
- マルチーズ
- ミニチュアシュナウザー
- キャバリア・キング・チャールズ
- パグ
- フレンチブルドッグ
- ラブラドール・レトリバー
- ゴールデン・レトリバー
- ジャーマン・シェパード
計14種類です。その中でもさらに子犬用、成犬用、中・高齢犬用にわかれています。
マルチーズ用は、私がロイヤルカナンを知った当初はなかったのですが、発売になったときは嬉しくて買ったことがありました。自分の愛犬の種類があると嬉しくなりますよね。でも正直なところ、犬種別って本当に必要なのかなとは思います。
ロイヤルカナンのサイズ別のドッグフード
犬種別のほかに、サイズ別ドッグフードがあります。
サイズ名称 | 目安サイズ |
---|---|
X-SMALL(エクストラスモール) | 超小型犬用(成犬体重4kg以下) |
MINI(ミニ) | 小型犬用(成犬体重1~10kg) |
MEDIUM(ミディアム) | 中型犬用(成犬体重11~25kg) |
MAXI(マキシ) | 大型犬用(成犬体重26~44kg) |
計4種類です。
その中で、犬種別よりさらに細かくわかれていて、授乳期&離乳期、成長期、成犬期、中高齢期、高齢期、特別なケアと6種類にわかれています。
犬種別があるのにサイズ別があると、どちらを買ったらいいのかわからなくなりそうですが、犬種別に該当するものがなかった場合に選ぶとよさそうです。
ロイヤルカナンのライフスタイル別のドッグフード
犬種別、サイズ別のほかにライフスタイル別というのがあります。
- アーバンライフ…※2017年2月で販売終了になりました。
- インドアライフ…外出が少ない室内犬用
その中でも、ジュニア(成長期・生後10ヶ月齢まで)、アダルト(成犬期・生後10カ月齢~8歳まで)、シニア(中高齢期・8歳~)の3種類があります。
アーバンライフは販売終了になりましたが、インドアライフは犬種別にも、当てはまるものがあるような気がします。
食事療法のドッグフード・栄養補完食・総合栄養食
ロイヤルカナンでは食事療法のドッグフードが、実に23種類と数多くわかれています。その一部をいくつか紹介します。
- 減量サポート
- 減量を必要とする犬のために
- スキンサポート
- 皮膚疾患の犬のために
- 消化器サポート(低脂肪)
- 消化吸収不良による下痢や高脂血症の犬のために
- 関節サポート
- 関節炎、軽度肝疾患の犬のために
- 肝臓サポート
- 肝疾患の犬のために
など細かい症状別にわかれています。
そのほか栄養補完食が2種類、総合栄養が7種類あります。
ドッグフードロイヤルカナンの原材料
今回はマルチーズ用の原材料を例にして見てみます。
とうもろこし、米、家禽*ミート、動物性脂肪、ポークプロテイン、加水分解動物性タンパク、植物性分離タンパク**、とうもろこし粉、チコリパルプ、大豆油、魚油、酵母、フラクトオリゴ糖、ルリチシャ油、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、緑茶・ブドウ抽出物(ポリフェノール源)、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(タウリン、L-リジン)、ポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Na、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、D3、イノシトール、コリン、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B2、葉酸、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
*鶏、七面鳥
**超高消化性タンパク
(主原料はすべて天然由来原料を使用しており、着色料を使用していない為、粒の色調等にばらつきがある場合がございますが、品質に問題はありませんので、安心してご利用ください。)※ロイヤルカナンのホームページより抜粋
私の主観で気になる点をあげてみました。
とうもろこし・米
まず気になったのは、とうもろこし・米が主原料になっているということ。原材料の表示は配合の多い順に表記するというルールがあるので、とうもろこし、米の配合が一番多いということです。
犬は肉食動物なので、穀物はうまく消化できません。腸に負担がかかるうえに必要のないものです。できれば動物性タンパク質である肉を主原料にしてほしいです。
動物性脂肪
次に気になるのは、動物性脂肪です。肉の次に表記されているので結構な割合で入っていますが、何の動物かわからないのでちゃんと明記してほしいと思いました。
うちのマルチーズが以前膵炎になったとき、動物病院の獣医さんに「ロイヤルカナン消化器サポート(低脂肪)」を勧められました。獣医さんが勧めるものだから間違いはないだろうと、しばらく与えていたことがあります。
別に問題なく与えていたのですが、一つだけ気になったのはフードが油っぽいことでした。ティッシュの上に置くと、ティッシュに油がにじんでいました。低脂肪なのにこんなに油っぽくていいのかな?と、当時思っていたのを覚えています。
知り合いのトリマーさんから、ロイヤルカナンは食いつきがよくなるように、油でコーティングしていると聞いたことがありました。その時、ティッシュににじんだ油がそうなのかなと思いましたが、それが動物性脂肪なのです。
添加物
やはり添加物が入っているのは気になりますね。それぞれの添加物を調べてみました。
- ソルビン酸カリウム
- カビや細菌の繁殖を防ぎ、保存料として使われます。非常に強い抗酸化作用があり、発育不良や肝機能障害を引き起こす可能性があるといわれています。
- BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
- もともとはガソリンの酸化防止のために使用されていましたが、その後バターや冷凍食品などの食品添加物としてされるようになりました。発がん作用のほか呼吸困難、消化器出血、肝機能障害といった危険性があるといわれています。
- 没食子酸プロピル(ぼっしょくしさんプロピル)
- 酸化防止剤として使用されます。肝機能障害の危険があります。
これらの添加物は、人間の食品に使用されるときは使用量が厳しく定められていますが、ドッグフードに使用されるときは人間用のような厳しい定めがないのが現状です。
ロイヤルカナンまとめ
ロイヤルカナンを調べていて思ったことは、とにかく種類が多過ぎるということです。いざ、うちのマルチーズにと思った時に、当てはまるものが複数あるとどれにしたらいいのか困りました。
食事療法で違ったり、大型犬、小型犬によって粒の大きさが違ったりするのはわかりますが、犬種別にわける必要があるのかなと思ってしまいます。
あとやはり添加物は気になるところです。現在は無添加のドッグフードもあるので、あえて添加物の入ったドッグフードを選ぶことは、やめておこうと思います。
愛犬に危険なドッグフードを食べさせたくないという思いは、飼い主さんなら皆が思うことですよね。選ぶ基準はそれぞれにあると思いますが、一番はやはり愛犬の健康にために選んでほしいと思います。