評判良い?ドッグフード『ダイヤモンド』の原材料や特徴を解説

ドッグフードダイヤモンド

今回はドッグフード「ダイヤモンド」について評価したいと思います。ダイヤモンドは2012年にサルモネラ菌汚染によって、ペットフードの大規模なリコールがあったという経緯があります。
一度信頼を失ったダイヤモンドのドッグフード。信頼は回復できているのでしょうか。

ダイヤモンドドッグフードの特徴

ダイヤモンドはダイヤモンド社が販売する、原産国はアメリカのドッグフードです。

ラインナップ
グレインフリーシリーズ、ナチュラルシリーズ、ダイヤモンドシリーズの3種類があります。ある正規輸入品を扱う激安ショップのサイトでは、ダイヤモンドドッグフードの説明をこのようにしています。

グレインフリーシリーズ 動物副産物不使用 穀物不使用のスーパープレミアムフード
ナチュラルシリーズ 動物副産物不使用 小麦不使用のプレミアムフード
ダイヤモンドシリーズ 動物副産物使用 小麦使用の低品質のフード

ちなみにダイヤモンドシリーズは商品の取り扱いがなかったので、詳しい原材料はわかりませんでした。

このような「動物副産物使用」や「低品質」の商品を実際に目の当たりにしたことにまず驚いたのと、取り扱いがないとはいえ販売する側がマイナスになる言葉を堂々と使って商品の説明をしているのにも驚きました。

ドッグフードダイヤモンドのコストパフォーマンス

ダイヤモンドのコスパはどのようになっているのでしょうか。皆さんご存知の有名なドッグフードと「グレインフリーシリーズ ダイヤモンド チキン&スイートポテト 」を比べてみました。

品名 1袋(kg) 価格(円) 1kg当たり(円)
ダイヤモンド 12.7 4,250 約334
アイムス 5 2,434 約486
ロイヤルカナン 3 4,514 約1,504
ペディグリー 10 3,475 約347
ユニ・チャーム愛犬元気 6 2,484 414

※価格は定価です(消費税込み)

一目瞭然で激安なのがおわかりいただけると思います。
12.7kgと大容量なのもコストが下がる理由になっています。ただ、小型犬1匹だけというご家庭の方は食べきれる量ではありませんので、注意が必要です。

ドッグフードダイヤモンドの原材料

気になる原材料を見てみましょう。今回は「ダイヤモンドナチュラル グレインフリーシリーズ チキン&スイートポテト」を参考にしました。
ダイヤモンドナチュラル グレインフリーシリーズ チキン&スイートポテト

鶏肉、鶏肉ミール、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、ひよこ豆、油(混合トコフェロールにて保存) 、ポテトプロテイン、トマト絞りかす、亜麻仁、ポテトファイバー、自然風味、フィッシュミール、、塩化コリン、乾燥チコリ根、キャノーラユッカ抽出エキス、トマト、ブルーベリー、ラズベリー、乾燥エンテロコッカス発酵物、乾燥バチルスアシドフィルス発酵製品、乾燥バチルスカゼイ発酵製品、乾燥ラクトバチルス·プランタラム発酵物、トリコデルマ発酵エキス、ビタミンEサプリメント、鉄タンパク化合物、亜鉛タンパク化合物、乾燥銅タンパク化合物、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ化カリウム、硝酸チアミン(ビタミンB1) 、マンガンタンパク化合物、酸化マンガン、アスコルビン酸、ビタミンサプリメント、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6 ) 、ビタミンB12サプリメント、リボフラビン(ビタミンB2 ) 、ビタミンDサプリメント、葉酸ドッグフードダイヤモンド正規販売ページより引用

気になるところに下線を引いています。ひとつずつ見ていきましょう。

鶏肉、鶏肉ミール
主原料は鶏肉、鶏肉ミールになっています。肉類の「◯◯ミール」「◯◯エキス」「◯◯パウダー」の表記は注意が必要ですが、グレインフリーシリーズは副産物不使用ということなので、安心していいでしょう。


油とは何の油なのでしょうか。抽象的すぎてこれではわかりません。もっと具体的な情報が欲しいところです。しかし保存料は合成保存料などの添加物ではなく、天然成分の混合トコフェロールを使用しているのでこの点は安心できます。


ドッグフードは食材に含まれる塩分でも十分だといわれるところ、原材料の中では比較的上位に入っているのが気になります。塩分をとり過ぎると心臓病や腎臓病を発症するリスクがあります。全年齢対応なので、特に高齢犬に与える場合には注意が必要です。

ドッグフードダイヤモンドまとめ

ダイヤモンドドッグフードは、「スーパープレミアムフード」といわれるだけあって、激安の割にはそこまで悪いものではありませんでした。

ただ上記でも書いたようにダイヤモンドシリーズは「副産物使用」の「低品質」のドッグフードということで、その点が気になって仕方ありません。
そのドッグフードは果たして売れているのかと・・・
売れているなら、それを食べさせられている犬がいるということですから。でも最初から低品質とわかっていて購入する人がいるのでしょうか。いろいろと謎が多いドッグフードでした。