シーザーはテレビCMでもお馴染みのウェットタイプのドッグフードです。今回はシーザーのドッグフードを評価してみました。
いつもはドライフードの評価をしているのですが、ウェットフードの成分や原材料はどのようなものなのでしょうか。気になる方は参考にしてみてください。
シーザーの特徴
シーザーはマースが販売する原産国はオーストラリアのドッグフードです。シーザーのドッグフードはどのような特徴があるのでしょうか。
ラインナップ
総合栄養食のトレイタイプは、各ライフステージに合わせて全24種類あります。総合栄養食になっていますが、ドライフードにミックスした与え方を推奨しています。
パウチタイプは全11種類あり、ドライフードなどの総合栄養食と一緒に与える一般栄養食です。缶タイプは全5種類で同じく一般栄養食です。
豊富なバラエティ
ライフステージに合わせて食べやすさや栄養に配慮しています。厳選された食材を使用し、バラエティに富んだ飽きのこないドッグフードです。
低カロリー
ドライフードのスプーン1杯(約5g)とシーザートレイタイプの半分(約50g)はカロリーが同じなので、ドライフードを1杯減らすとシーザーを半分あげることができます。
コストパフォーマンス
「シーザートレイタイプ 吟選ビーフ チーズ・野菜入り」
100g入り定価109円(税込)
シーザーの原材料と成分
気になる原材料を見てみましょう。今回は「シーザートレイタイプ 吟選ビーフ チーズ・野菜入り」を参考にしました。
肉類(チキン、ビーフ等)、野菜類(にんじん、パプリカ、いんげん)、ひまわり油、穀類、チーズ、ディル、ビタミン類(B1、B5、B12、D3、E、コリン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、アミノ酸類(グリシン、システイン、メチオニン)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、EDTA・Ca-Na、キシロース、発色剤(亜硝酸Na)
※シーザー公式ページより
成分 | 成分含有率 | 乾燥重量値 |
---|---|---|
<タンパク質 | 5.5%以上 | 42.3%以上 |
脂肪 | 2.0%以上 | 15.4%以上 |
粗繊維 | 0.5%以下 | 3.8%以上 |
灰分 | 2.0%以下 | 15.4%以上 |
水分 | 87%以下 |
気になるところに下線を引いています。ひとつずつ見ていきましょう。
チキン、ビーフ等
主原料が肉類になっていてタンパク質も42.3%と高タンパクなのでそこは評価できますが、ビーフ「等」となっているのが気になります。チキン、ビーフのほかに何が入っているのでしょうか。原材料は何が入っているのかを知るところなので、明確にわかるようにしてほしいです。
穀類
こちらも穀類の何が入っているのかわかりません。原材料は明確にしないと、アレルギーを持っている犬は困りますよね。
食品添加物
食品添加物である酸化防止剤のためのEDTA・Ca-Naや、肉類の色を鮮やかに見せるための発色剤(亜硝酸Na)が使用されています。添加物は長期にわたって摂取すると、アレルギーなどを起こす可能性がありますし、まずドッグフードに色を鮮やかに見せる必要はありませんよね。
添加物については「ドッグフードに入っている危険な添加物『これだけは食べたくないワン!』」でも詳しく書いています。
シーザーの口コミ&評判
それでは「シーザートレイタイプ 吟選ビーフ チーズ・野菜入り」に対する実際の口コミを一部紹介します。
なかなか好物にありつけない犬さんが、これは好きみたいです。このカップをカパっとひっくり返して、箸か何かでほぐしてやると、よく食べます。
かなり気に入ったらしくいたずらしないで留守番できた時に与えていました。食いつきは良かったです。
が、ある日鶏のささみを蒸した物を与えてから見向きもしなくなってしまいました。失敗しました。
我が家のわんこ2匹は、ドライフード1本でも全く文句なく食べてくれるんですが、何かの折に今日はちょっと贅沢しよう!とコレを出すとテンションが素晴らしく高くなります。
価格は1食分としては少しお高めな感じがするんですが、うちでは1パックを2匹で分けて、量の不足分はドライフードを添えて、というふうにしているので、たまの贅沢だと思えばそこまで圧迫感のある金額には感じないですね。
トイプードルの子犬用に購入しました。
贅沢病でカリカリのドッグフードを食べなくなってしまったので、毎食スプーン1杯混ぜてあげると食い付きが全然違い、大喜びで食べてくれます。
ヨークシャテリアを買っていますが、いつも買っていたのよりよく食べてくれました。24個入りなので、もう少し安くなれば助かるのですが……また、買いたいと思います。
ドッグフードシーザーまとめ
ウェットフードはドライフードに混ぜて与えると、病気や高齢で食欲が落ちている犬でも食べることもあるほど嗜好性が高いドッグフードです。
しかし水分含有量が多いため腐りやすく、酸化防止剤や保存料などの添加物が欠かせないといわれます。
ですから長期的に与えるのはおすすめしませんが、食欲がないなど一時的に与えるにはよいドッグフードなのではないでしょうか。