日本犬の代表ともいえる柴犬。そんな柴犬は、アレルギーになりやすいって知っていましたか?ここでは、柴犬のドッグフードの選び方についてまとめています。柴犬を飼っている方、これから飼おうと思っている方は必見です。
柴犬のドッグフードの量
ドッグフードの量については、計算で詳しく割り出す方法はありますが基礎代謝など個体差が大きくあまり実用的ではありません。パッケージに記載してある給与量を目安にして、その子に合った量を調整してください。
子犬
柴犬の子犬期は成長段階なのでどの時期よりもカロリーを必要とします。一回に食べられる量が少ないため低血糖になることがあるので、一日分の給与量を3~4回にわけて与えます。
成犬
運動量が多い柴犬はすぐにお腹が空きます。そこで気をつけたいのが肥満。欲しがるだけ与えていると肥満になってしまいます。低カロリーのドッグフードを選ぶなどの工夫が必要です。
老犬
柴犬でも老犬ともなると基礎代謝や運動量が減り、消費カロリーも少なくなります。成犬期と同じ量を与えると当然肥満になってくるので、注意が必要です。
柴犬はアレルギーになりやすい?
柴犬は胃腸が弱く、アレルギー性皮膚炎を起こしやすいといわれます。アレルギーの原因は何なのでしょうか。また対策はあるのでしょうか。
アレルギーの原因
アレルギーには食べ物によって引き起こされる食物アレルギーと、カビやハウスダストなどによって引き起こされる環境アレルギーがあり、アレルゲン(アレルギーを起こす物質)は柴犬のその子によって違います。
食物アレルギーのアレルゲンには牛肉、鶏肉、卵、小麦、トウモロコシなどがありますが、実は一般のドッグフードによく含まれているものが多いのです。また合成保存料などの添加物もアレルギーの原因といわれています。
アレルギー対策
環境アレルギーは防ぐことができないものもありますが、食物アレルギーはアレルゲンが特定されれば、それを柴犬に食べさせなければ防ぐことができます。アレルゲンの食材が入っていないドッグフードや、低アレルゲンのドッグフードを選んで対策しましょう。
柴犬のドッグフードの選び方
柴犬には柴犬の体質にあったドッグフードを選ぶことが重要です。ポイントは4つ!
ヒューマングレード
人間も食べられるレベルの品質(ヒューマングレード)のものを選びましょう。原材料の表記に「○○ミール」「○○エキス」「○○パウダー」かあれば、粗悪な肉類を使っている可能性がありますので、注意しましょう。
高タンパク
活動的で運動量の多い柴犬には、高タンパクなドッグフードを選びましょう。原材料の最初に肉類や魚類が記載されているものは、動物性タンパク質が豊富に含まれています。逆に穀物が最初に記載されているものは、いいドッグフードとはいえません。
グレインフリー(穀物不使用)
柴犬はアレルギー性皮膚炎になりやすいので、アレルゲンになりやすい小麦やトウモロコシなどの穀物を使用していない、グレインフリーのものを選びましょう。
無添加
合成保存料や合成着色料、着色料などの添加物がはいっていないものを選びましょう
柴犬専用のドッグフード
ドッグフードの中には「柴犬専用」として売られているものがありますので、いくつか紹介します。
イースター
皮膚炎になりやすい柴犬の皮膚や健康のために、ハーブ(カモミール)、DHA・EPA、リノール酸・リノレン酸を配合しています。
《1袋 2.5kg入り 930円》(イースター柴専用 チキン味)
原材料の最初にコーングルテンや小麦粉などの穀類が記載されています。前述したように穀物は入っていない方が好ましい食材です。肉類はチキンミール、フェザーミールが記載されているので、粗悪な材料が使われている可能性があります。
スマック
毎日の元気のために、青魚に多く含まれるDHA・EPAやタンパク質、アミノ酸、食物繊維などが豊富に含まれるビール酵母が配合されています。
《1袋 2.2kg入り 1,125円》(スマック柴犬用 全成長段階総合栄養食)
原材料の最初に穀類と記載されており、トウモロコシ・小麦粉など、アレルギー性皮膚炎になりやすい柴犬には避けたい食材が使われています。肉類はミートミール・チキンエキス・チキンレバーパウダーと、避けたい表記が並んでいます。柴犬だけでなく、犬には与えてほしくないドッグフードです。
ロイヤルカナン柴犬用
皮膚や被毛の健康を保つためにDHA、EPA、ルリチシャ油を配合していて、また消化性の高いタンパク質を配合し、腸内細菌のバランスを保っています。
《1袋 3kg入り 4,180円》(ロイヤルカナン柴犬 成犬用)
やはり原材料の最初に穀物が記載されています。穀物が主原料になっているドッグフードはいいドッグフードとはいえません。そして保存料にはソルビン酸カリウム、酸化防止剤にBHA・没食子酸プロピルと犬に危険な添加物も使われているので、とてもおすすめできるものではありません。
柴犬専用のドッグフードまとめ
柴犬専用のドッグフードは、アレルギー性皮膚炎になりやすい柴犬のためにDHAやEPAなどが配合されているものが多いですが、もっと根本的にアレルギーを起こさないようにするドッグフードを選ぶ必要がありそうです。