ドッグフードは人間が食べても大丈夫なのか?

ドッグフードは人間が食べても大丈夫なのか?

お問い合わせでこんな事を調べて欲しいとありました。

『いつも愛犬が食べているドッグフード。美味しそうに食べているのを見ると、どんな味がするのかなと思いました。でも、ドッグフードって人間が食べても大丈夫なものなのでしょうか。是非知りたいので、調べてください!』

少し戸惑いはありましたが、言われてみると確かに少し気になりましたので、今回は、「ドッグフードは人間が食べても大丈夫なのか?」というテーマでドッグフードと食品についてまとめてみました。

ドッグフードと人間が食べる食品との違い

そもそも「ドッグフード」と人間が食べている「食品」には、どのような違いがあるのでしょうか。いろいろな観点から見ていきましょう。

栄養素
人間と犬は同じ哺乳類なので、基本的な6大栄養素はそれほど違いがありません。しかし、人間は炭水化物を主食としますが、犬の主食は肉などの動物性タンパク質です。これは人間が雑食、犬は肉食といわれているからです。そのため栄養バランスは、人間と犬では違います。


人間の食品では味を重視します。しかし、味を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる器官は、犬は人間の1/5程度といわれているので、人間ほど複雑な味を必要としません。そのため、ドッグフードは味のないものになっています。

安全性
現在の日本の法律では、ドッグフードは人間が食べる「食品」には分類されません。したがって、食品衛生法やJAS法などの規制は受けません。2009年にペットフード安全法が施行されたとはいえ、食品衛生法などに比べまだまだ緩いものになっています。

ドッグフードは安全ではない?

栄養素や味の違いは、少し食べるぶんには全然問題はありませんが、安全性となると話は別です。ドッグフードが食品衛生法やJAS法の規制を受けないもの、つまり「食品」でない以上、人間が食べてはいけないものになってしまいます。愛犬が食べているのに、私たちが食べられないのは納得できないですよね。

しかし、粗悪なドッグフードは事実としてあります。規制を受けないことをいいことに、いわゆる4Dミート※と呼ばれる肉を使ったものや、合成保存料や合成着色料などをふんだんに使ったものがそれです。そのようなドッグフードも実際にあるので、むやみに食べてはいけません。

※4Dミートとは
1.「Dead」死んだ動物の肉
2.「Dying」死にかけの動物の肉
3.「Diseased」病気だった動物の肉
4.「Disabled」障害のあった動物の肉
の4つの頭文字をとったもの

詳細はこちら:与えては危険!ドッグフードに出てくる「4Dミート」ってどういう意味??

人間も食べられるドッグフードはある

ドッグフードがたとえ「食品」でなくても、人間も食べられるドッグフードはあります。それは「ヒューマングレードドッグフード」と呼ばれる、人間が食べられるものと同じ品質の材料でつくられたドッグフードです。

カナガンドッグフード
1袋2kg入り 3,960円 ※定期購入なら最大20%OFF
カナガンで使用している原材料は、すべて人間も食べられるほど高品質で新鮮なものを厳選しています。主原料は低アレルゲンのチキンです。

モグワンドッグフード
1袋1.8kg入り 3,960円 ※定期購入なら最大20%OFF
モグワンドッグフードが目指したのは、おうちで手作りした栄養満点でバランスのいい愛情ごはんです。主原料はチキンとサーモン。もちろんヒューマングレード&無添加です。

アランズ ナチュラルドッグフードラム
1袋2kg入り 3,960円 ※定期購入なら最大20%OFF
ワンちゃんが本来必要とする食事を、無添加素材だけで実現しました。主原料の生ラム肉を55%使っています。

注:人間も食べられるからといって、ドッグフードを主食の代わりにしてはいけませんよ。

ドッグフードは人間が食べても大丈夫?のまとめ

ホームセンターなどで売られている格安のドッグフードは、粗悪なものが多いといわれます。粗悪なドッグフードは、人間が食べてはいけません。と前述しましたが、人間はもちろんのこと愛犬にも食べさせたくはありませんよね。

ドッグフードを選ぶときは価格だけをみて決めるのではなく、原材料をしっかりみて、人間も食べられるような安全なドッグフードを選びましょう。