短い足でちょこちょこ歩く姿がとっても愛らしいダックスフンド。
でもその特徴ある体型のためにある病気を起こしやすいのです。今回はそんなダックスのためにどんなドッグフードを選んだらいいかをまとめました。現在ダックスフンド飼っている人、これから飼おうと思っている人も参考にしてください。
お品書き♪
ダックスフンドってどんな犬種?
まずはダックスフンドがどんな犬種なのか見ていきましょう。
ダックスフンドの特徴
ダックスフンドの種類は大きさによって3つのタイプにわかれています。
大きい方からスタンダード、ミニチュア、カニンヘンがあり、一般的に知られているのはミニチュアダックスフンドです。胴長短足でマズルが長くたれ耳なのが特徴です。
ダックスフンドの性格
ダックスは被毛のタイプで受け継ぐ性格が違います。スムース・ヘアードは明るく陽気、ロング・ヘアードは温厚な性格、ワイヤー・ヘアードは独立心が強くやや頑固といわれています。
ダックスフンドがかかりやすい病気
椎間板ヘルニア | 胴長短足のため階段の上り下りやジャンプなどをすると背骨や腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアを発症しやすくなります。 |
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熱中症 | 地面とお腹が近いため、気温の高いときは地面の熱をもろに浴びてしまいます。夏は散歩の時間をずらすなどの工夫が必要です。 |
外耳炎 | たれ耳であることから耳の中の通気性が悪く、細菌やカビが繁殖しやすくなります。 |
肥満症 | ミニチュアダックスは肥満になりやすい犬種です。肥満から椎間板ヘルニアを発症する場合もあり、注意が必要です。 |
ダックスフンドに適したドッグフードとは
ダックスフンドがどんな犬種かわかったところで、ダックスフンドにはどんなドッグフードが適しているのでしょうか。
良質な動物性タンパク質が豊富
犬にとっての良質なタンパク質とは、肉や魚などの動物性タンパク質です。タンパク質は筋肉や骨、皮膚や被毛など体をつくる大事な栄養素です。長い背骨を支える筋肉や強い骨をつくるためにもダックスフンドには豊富な動物性タンパク質が求められます。
グレインフリー(穀物不使用)
小麦やトウモロコシなどの穀物は植物性タンパク質です。もともと肉食の犬は穀物の消化がうまくできずに筋肉が十分につくられません。そうすると筋肉量が減ってしまいます。筋肉量が減ると余ったエネルギーは脂肪になり肥満になりやすくなります。またアレルギーのリスクもあるのでダックスフンドのドッグフードはグレインフリーが理想です。
関節サポート成分配合
椎間板ヘルニアを発症しやすいダックスフンドには、豊富な動物性タンパク質のほかにもグルコサミンやコンドロイチンなどの関節サポート成分も欠かせません。
添加物不使用
保存料や酸化防止剤着色料、香料などの添加物は涙やけ、アレルギーの原因になるといわれています。それ以前に添加物にはいぬに危険なものもたくさんあります。ドッグフードは無添加が望ましいです。
ダックスフンド専用のドッグフード
市販されているドッグフードのなかにはダックスフンド専用として販売されているものもあります。どんなドッグフードなのか評価してみました。
ロイヤルカナンダックスフンド専用
胴長短足で背骨に負担がかかりやすいため、骨と関節をサポートするためにカルシウムとリンをバランスよく配合しています。また理想的な体重を維持するためにカロリー量を調整しています。
ロイヤルカナンは主原料が米になっています。また保存料にはソルビン酸カリウム、酸化防止剤にはBHA、没食子酸プロピルという犬に危険な添加物が使用されています。
ウェルケア ミニチュア・ダックスフンド専用
健康な体重管理に配慮してカロリー量を調整し、関節の健康維持のためにグルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンを配合しています。また免疫の維持のためにヌクレオチド、DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)を配合しています。
ウェルケアは主原料が肉類になっていますが、ドッグフードには避けたいチキンミール、動物性油脂、ビートパルプなどが使用されています。
悩み別ダックスフンドにおすすめのドッグフード!
同じダックスフンドでも個々によっていろいろな悩みやトラブルがあると思います。そんなダックスフンドの悩みを解決するための、おすすめドッグフードを紹介します。
食ムラで悩んでいるなら『カナガンドッグフード』
好き嫌いが激しく食にムラがあるようなら『カナガンドッグフード』がおすすめです。ドッグフードをあまり食べないダックスフンドでもカナガンなら食べるという子も多いです。
主原料はヒューマングレード(人間も食べられる品質)のチキンを使用して、動物性タンパク質を豊富に含んでいます。またグルコサミン、コンドロイチンが配合されて関節もしっかりサポートしてくれます。
椎間板ヘルニアを心配されているなら『オリジンアダルトドッグ』
ダックスフンド特有の体型で、椎間板ヘルニアなどの病気が心配な方には『オリジンアダルトドッグ』がおすすめです。肉と魚をふんだんに使用していて、タンパク質が38%と高タンパクなので筋肉や骨をしっかりとつくってくれます。またグルコサミン、コンドロイチンが特に多く配合されているので、骨と骨の間のクッションにも働きかけてくれます。また、グレインフリーで肥満の予防にもなります。
肥満症で悩んでいるなら『モグワンドッグフード』
肥満気味や肥満防止のためなら『モグワンドッグフード』がおすすめです。主原料はチキンとサーモンで、高タンパクなのに低脂肪、低カロリーを実現しました。
またグレインフリーなので、肥満を予防しながら筋肉もしっかりつけられます。グルコサミン、コンドロイチン配合で関節もサポートしてくれる無添加ドッグフードです。
ダックスフンドのドッグフードについてまとめ
上記でダックスフンドがかかりやすい病気を紹介しましたが、すべてのダックスフンドがかかるわけではありません。
同じダックスフンドでもそれぞれ悩みやトラブルによっても状態が違ってきます。
「ダックスフンド専用」でみんなひとくくりにするのではなく、ドッグフードはその子その子に合ったものを選んであげてください。