トイプードル等の小型犬に多いといわれている涙やけ、特に白い毛の犬が涙やけになっていると、目のところだけが赤茶色に染まっていてとても目立ちますよね。涙やけに悩んでいる飼い主さんは本当に多いです。
そんな涙やけにドッグフードが関係しているのはご存知ですか?今回は涙やけとドッグフードについてまとめてみました。涙やけに悩んでいる人は必見です。
お品書き♪
涙やけとは
常に目に涙があふれている状態を流涙症(りゅうるいしょう)といいます。
これによって目の周りの被毛が赤茶色に染まってしまうことを、涙やけといいます。ポメラニアン・プードル・マルチーズ・チワワ・シーズーなど、目が大きく毛色の薄い犬種に多く見られます。
あふれた涙を放っておくと雑菌が繁殖して、悪臭の原因にもなりますので早めのケアが必要です。
涙やけの原因
涙やけの原因には先天性と後天性があります。
先天性とは遺伝よって涙やけの体質で生まれてくることで、この場合は手術などをしても完治は難しいといわれています。
後天性は生まれたあとの環境で、涙やけを起こしてしまうことです。その場合は環境を変えてあげることで涙やけが改善されます。
また、涙やけにはいくつかの原因があります。
逆まつげ
まつげが内側に生え眼球の表面を刺激して涙があふれます。
アレルギーが関係
犬のアレルギーによって目が痒くなり涙があふれます。
鼻涙管が細い、または詰まった状態
鼻涙管は涙腺から鼻へと通る管のことをいい、鼻涙管が細い(詰まる)と涙が鼻へと排出されずにあふれてしまいます。
涙やけの原因はドッグフードにある?
鼻涙管が詰まる一番大きな原因はドッグフードといわれています。つまり涙やけの原因も、もとをたどればドッグフードにあるのです。では、どんなドッグフードが涙やけの原因になるのでしょうか。
消化吸収がよくないドッグフード
涙の成分にはタンパク質が含まれているので、ドッグフードで摂取するタンパク質は涙の成分に大きく関係します。
悪い:小麦、大豆、トウモロコシなどの植物性タンパク質
もともと肉食である犬は、小麦やトウモロコシなど穀物の消化吸収が苦手です。
消化吸収ができなかったものは、老廃物として体に蓄積されます。その老廃物が鼻涙管に詰まってドロドロの涙になり、涙やけの原因となってしまいます。
品質が悪いドッグフード
肉や魚が使われていても品質が悪ければ意味がありません。粗悪なドッグフードには、粗悪な肉である4Dミートと呼ばれる肉を使用しているものもあります。その中にはくちばしや羽、糞尿まで含まれているといいます。
そのような品質の悪い肉は「◯◯ミール」「◯◯エキス」「◯◯粉」などと表記されていることが多くあります。
また「動物性脂肪」「動物性油脂」と表記されている品質の悪い油を使用したドッグフードを食べていると、老廃物が体に蓄積されてしまいます。そして同じように涙やけの原因となります。
添加物が多いドッグフード
合成保存料や酸化防止剤、合成着色料、香料などは栄養素ではなく、犬には不要の添加物です。そういった不要のものも老廃物となってしまいます。
おやつや運動不足が涙やけを起こしている可能性も
おやつには添加物が入っていることがほとんどで、カロリーも高いものが多くあります。
できればドッグフード以外のおやつは市販のものではなく、キャベツの芯や人参、リンゴなど野菜や果物を与えるのをおすすめします。
また、運動と涙やけは関係ないようにも思いますが、大いに関係しているのです。
運動不足になると新陳代謝が悪くなり、体液の流れが悪くなることで老廃物がたまりやすくなるのです。適度な運動でストレスをためないようにしてあげましょう。
涙やけの対策
まずは乾いたガーゼなどで、涙をこまめに拭いてあげることです。濡れたままにしておくと、そこから変色してしまいます。それから涙があふれる原因を排除してあげることです。
逆まつげの場合
眼球に当たっているまつげを抜いてあげることで改善します。でもまつげはまた生えてくるので、定期的に抜く必要があります。
アレルギーの場合
アレルギーには花粉やハウスダストなどの環境アレルギーと、麦や卵などの食物アレルギーがあります。まず何にアレルギー反応があるかを調べる必要があります。環境アレルギーの場合は、なるべくその物質を体に触れさせないことです。
食物アレルギーの場合は食べるもので改善できます。その材料を含まないドッグフードや、今では低アレルゲンのドッグフードもあります。実際にフードを変えてから改善したという話も多く聞かれます。
鼻涙管の問題の場合
生まれつき鼻涙管が細い場合は手術が必要な場合があります。また鼻涙管が詰まっているのは、ドッグフードに含まれている粗悪なタンパク質や、添加物が原因といわれています。
涙やけとドッグフードは大きく関係しているので、涙やけを起こさないドッグフードに見直す必要があります。ドッグフードを選ぶポイントは4つです。
- 主原料が肉や魚
- グレインフリー(穀物不使用)
- 良質な素材で上記のような表記がないもの
- 無添加
ドッグフードやおやつは、できるだけ安全な材料で無添加のものを与えるようにしましょう。
適度な運動と水分補給
ストレスを与えないように適度な運動をさせてあげましょう。運動をしたあとは水分も忘れずに与えましょう。
しっかりと水分を与えることで、おしっこやうんちと一緒に毒素を出し、デトックス効果になります。またおしっこやうんちを我慢させないように、常にトイレ環境を整えておくことも大切です。
手作りごはんもおすすめ
バランスのよい手作りごはんにしたことで、涙やけが激減したという声も多く聞かれます。
手作りごはんなら添加物も入っていないし、人間が食べる食材でつくるので安心して与えることができます。手作りごはんの場合栄養バランスが難しくなりますが、心配な方はドッグフードを混ぜてあげるといいでしょう。
涙やけのふき取りにホウ酸水がおすすめ
ホウ酸は洗浄、消毒に効果があり殺菌力があります。目の洗浄剤としても使われる医薬品なので目に入っても安全なものです。作り方は簡単なので試してみてください。
=準備するもの=
- ホウ酸(薬局で購入)
- ペットボトルの天然水、または薬局で売られている精製水
- 100均などの容器
- コットン
=作り方=
- 水(精製水)を150ml耐熱の容器に入れて電子レンジで60℃くらいに温めます。(ワット数にもよりますがだいたい40秒前後)
- 容器に温めたお湯(精製水)とホウ酸3gを入れて溶かします。
- 出来上がったホウ酸水が冷めたらコットンにつけてふき取ります。
オススメの涙やけ予防ドッグフード
ワンちゃんが口にするものも人間と同じように、原材料には気を配りたいものです。そこで、私がオススメするのはモグワンドッグフードです。
- グレインフリー(穀物完全不使用)
- 人間も食べられる高品質
- 100%無添加
ワンちゃんは肉食なので、穀物は完全に消化できません。そのため穀物はワンちゃんに不要といわれています。穀物アレルギーの子にも安心ですね。
良質なチキン&サーモンで高タンパク質です。そのほか野菜、果物、海藻など、人間も食べられる高品質な材料をふんだんに使っています。
添加物は一切使用していません。
モグワンドッグフードを一度お試しください。
涙やけとドッグフードについてまとめ
涙やけには色々な原因があります。まずはその原因を追求して、それぞれのワンちゃんに合ったケアが必要です。
涙やけに悩んでいる飼い主さんは本当に多く、中には深刻になっている飼い主さんも少なくありません。
涙やけ対策としていくつかあげましたが、涙やけの改善には時間がかかります。あきらめずに根気よく続けてほしいと思います。
愛犬の涙やけが少しでも改善されますように。