【犬の血便】原因は何?エサに問題あり?対策おすすめドッグフードご紹介

ドッグフード血便

愛犬が血便をした!あなたはどうしますか?
犬の血便を見ると、飼い主さんは逆に血の気が引く思いですよね。でもそこで慌ててはいけません。犬と便をよく観察してください。単にアレルギーの場合もあるのですよ。

今回は犬の血便とドッグフードについてまとめました。まだ血便はしていなくても、どんな病気があるのか知っておくと心構えがきっと違いますよ。

犬が血便をしたときは慌てずによく観察する

犬が血便をするとどうしても慌ててしまいがちですが、獣医さんに説明するためにも便と犬の様子をよく確認することが大切です。

便の様子はどうか

  • 便のかたさ(水っぽい軟便、コロコロしてかたいなど)
  • 便の色(真っ黒、鮮血がついている、トマトジュースのようなど)
  • ニオイはどうか(いつもの便のニオイではない、異臭がするなど)
  • 血は便のどこについているか(表面だけか、全体か)
  • 血便の頻度
  • ゼリー状のものが一緒に出ていないか
  • 何か異物が混じっていないか

犬の様子はどうか

  • 元気はあるか
  • 下痢、嘔吐、発熱などほかにも症状はないか
  • 食欲はあるか
  • 拾い食いなど、何かを食べた形跡はないか
  • 病気やケガをしていないか
  • いつもと違うドッグフードを食べていないか

血便で考えられることは?

犬が血便をしたときは、どんなことが考えられるのでしょうか。

内臓疾患
胃や腸、肝臓、すい臓などの内臓に炎症や腫瘍があると、下痢や血便をすることがあります。
寄生虫
回虫症や鉤虫(こうちゅう)症などの寄生虫が体内に寄生して、血便を引き起こすことがあります。
細菌、ウィルス
大腸菌、サルモネラ菌などの細菌による感染症や、犬パルボウィルス感染症、犬コロナウィルス感染症などのウィルスによる感染症によって血便が出る場合があります。
異物の誤飲
散歩中に外に落ちているものや、家に中にあるものでも何かを誤飲して内臓が傷つき、血便が出てしまうことも考えられます。
ストレス
過度のストレスから胃に潰瘍ができるのは人間だけではありません。犬も胃潰瘍になり、それが原因で血便をすることがあります。ただ人間は精神的なストレスから胃潰瘍になることが多いですが、犬は身体的ストレスで引き起こすといわれています。例えばケガや病気のストレスです。
アレルギー
食物アレルギーの症状のひとつで、大腸に炎症を起こし血便が出ることがあります。犬は毎日同じドッグフードを食べていることが多いので、食べているドッグフードにアレルギーを起こすことがあります。

アレルギーの場合にできること

血便が出るということは、お腹の中に何らかの異常があることには間違いないので、素人で判断するのは危険です。動物病院の診察を受けて、血便の原因をはっきりさせましょう。飼い主さんができることは、獣医さんの指示のもと薬を飲ますなどの治療を行うことです。

ただアレルギーの場合は飼い主さんにできることがあります。それは、アレルゲン(アレルギーの原因となるもの)の少ないドッグフードを選んであげることです。

アレルゲンの少ないドッグフードの選び方

アレルギーの場合は、アレルゲンとなる食材を食べないことが鉄則です。また今まで食べているドッグフードでも、急にアレルギー反応が現れる場合もあります。ドッグフードはアレルゲンになりにくい食材が使われたドッグフードを選ぶ必要があるのです。

品質のいい原料
品質のいい食材がアレルギーになりにくいというわけではありませんが、品質の悪い食材が体にいいわけありません。特に激安で売られているドッグフードは、とても人間が口にすることができない粗悪な食材が使われているといいます。ドッグフードは人間も食べられるような品質のものを選びましょう。

グレインフリー(穀物不使用)
ドッグフードはグレインフリーのものをおすすめします。穀物はアレルゲンになりやすいものが多い食材です。特に小麦、トウモロコシ、大豆はアレルギーを起こしやすいといわれています。また、もともと肉食の犬は肉の消化は得意ですが、穀物の消化が苦手です。ドッグフードに穀物を使用することで、犬へのメリットはないのです。

添加物不使用
保存料や酸化防止剤、着色料、香料などの添加物もアレルギーの原因になるといわれています。添加物は犬に危険なものもたくさんあるので、ドッグフードは無添加のものを選びましょう。

アレルギー対策のドッグフードはコレ!

カナガン ドッグフード
ドッグフードカナガン
おすすめポイント!

  • 使用される食材は、すべて人間も食べられる良質な食材
  • グレインフリー
  • 添加物不使用

血便についてまとめ

私事ですが、ウチの愛犬マルチーズも血便をしたことがあります。下痢、腹痛(背中を丸めてキャンキャン鳴く)、エサを食べないといった症状でした。そのときは膵炎と診断され薬、点滴で治療しました。おかげで現在は元気にしています。

愛犬が血便をすると心配で動揺してしまう気持ちはわかりますが、獣医さんに細かく説明ができると診察もスムーズにできます。冒頭でもいいましたが、犬が血便をしたときは慌てずに「便と犬の様子をよく観察する」ことが大切です。愛犬のためにもまずは深呼吸をしてから確認しましょう。
また、普段のドッグフードも見直してみましょう!