愛犬の食事(エサ)の時間や回数は大切?その子の年齢や性格などタイプ別に考慮して決めよう

犬の餌の時間

愛犬の食事(エサ)の時間や回数はその子の年齢や性格など考慮して決めよう
犬の食事の時間や回数は大切?タイプ別におすすめのドッグフードもご紹介!

人間は、基本的に1日3回食事をとります。
しかし、例えば、生まれたての赤ちゃんの場合、ご飯は食べずに何度も母乳やミルクを飲みますし、離乳食がスタートする頃には1日1回、そして、ちょっと成長したら2回、それから3回と回数を増やしていきますよね。
では、犬もそのようにするのか、犬の食事の回数や時間に関する悩みにお答えしていきたいと思います。

犬の食事の回数ってどのくらい?

犬の食事の回数はどのくらいなのか、それについてご紹介していきましょう。

犬の食事の回数は、以下のようなタイプに分けられ、それぞれ回数が異なります。

  • 犬の年齢(ステージ)に合わせる
  • 犬の体質に合わせる
  • 犬の体調に合わせる

次項で細かくこれについて見ていきましょう。

犬の年齢(ステージ)別!食事の回数は何回?

まずは、犬の年齢別にみる食事の回数についてお教えしたいと思います。

子犬の時期
子犬の時期というのは、大体生後3~6ヶ月くらいまでのことを指します。
この時期というのは、消化器官が未発達の状態なので、一度にたくさんの食事を与えてしまうと、食べたものを完全に消化することができません。
ですから、1日3~5回に分けて食べさせるようにしましょう。
最初は5回程度に分け、徐々に3回に近づけていくようにしてください。

成犬の時期
この時期は、消化器官もしっかりと発達していますから、普通量の食事を与えても大丈夫です。
ですので、基本は1日2回。
以前は1日1回でも良いとされていたのですが、そうなると、1回に食べる量が増えますから、胃腸にふたんがかかりやすくなってしまいます。
また、おなかが空きやすくなるため、1日2回とすることをおすすめします。

老犬の時期
老犬になっても食事の回数は基本的には成犬と同じと思っていただいて結構です。
しかし、老犬によっては2回では食べきれないことも出てくるでしょう。
そんな犬には1日3回食にしてあげると、体への負担が少なくなりますが、年をさらに重ねたら食べられる量が少なくなるので、1日5~6回に分けて食べさせてあげてください。

犬のタイプや体質に合わせた食事の回数は?

次に犬のタイプや体質に合わせた食事の回数はどのくらいなのかということを見ていきましょう。

少食の犬
生まれた時から食が細く、成犬になった途端1日2回食にしたのでは栄養不足になる可能性があります。
そういった犬であれば、成犬だからといって無理に1日2回食にするのではなく、3回に分けて与えるようにしてください。

大食いの犬
小食の犬もいれば大食いの犬もいますよね。
モリモリ食べる姿を見て足りていないのだろうかと、何度もごはんを与えたくなるかもしれませんが、それは肥満につながってしまいますので、食事は1日2回にしてください。
1度にがっつりと与えた方がいいのではと、考えるかもしれませんが、これは空腹を起こしやすいので、余計にえさを欲しがりますので、控えた方が良いでしょう。

早食いする犬
食べた後にすぐ戻してしまうというタイプの犬は、早食いや食べ過ぎであることが多いです。
そのため、こういった犬は、少量を何回かに分けた方が良いので、1日3回ペースで上げると良いでしょう。

すぐにお腹が減る犬
食べても食べてもすぐにお腹が減るワンちゃんもいます。
こういった場合、人間のダイエット時の要領で、1回に食べる量を減らして回数を増やすことがベターです。
ですので、こういった犬にも1日3食にしてあげると、いつの間にか空腹になりにくくなっているはずですよ。

犬には何時頃食事をあげればいいの?時間を教えて!

食事の回数をクリアしたら、今度は気になるのが食事の時間ですが、何時頃食事をあげればよいのでしょうか。

下記の表をご覧ください。

1回目 2回目 3回目
理想 6時 14時 22時
昼間いない時 8時 18時 23時
2回の場合 8時 20時

朝ごはんの時間は納得ですが、昼間もちょっと遅めですし、夜ともなれば「え、夜はこんな遅い時間にあげるの?」と、思われますよね。
というのも、理想は、同じ間隔でごはんをあげた方が良いからなのです。
ただし、もちろん、仕事などで1日中家に人がいないという家庭もあるでしょうから、その場合には「昼間いない場合」を参考にご飯をあげましょう。
1日2回食の場合には、ちょうど半日に1回あげるようにすれば良いと覚えておけば良いでしょう。

しかし、これはあくまでも目安となりますから、多少前後する分には構いませんし、愛犬の状態などをチェックしながら良いタイミングを見つけていくのがベストです。

また、お腹がすくと吐いてしまう犬というのもいるのですが、その際には少量を5回に分けて4時間おきに食事をあげましょう。

なぜ食事を与える時間と回数って大切なの?

なぜこのように食事を充てる時間と回数を意識しなければならないのでしょうか。
その疑問にお答えしたいと思います。

体への負担がかからないようすにするため
食事の時間が毎日バラバラだと、犬に負担がかかります。
人間もそうですが、例えば、毎朝7時に野菜を中心としていた朝ごはんを食べていたのに、突然朝6時にステーキを食べろといわれても、胃もたれしてしまいますよね。
犬も同様で、食事の時間がバラバラだと、次のごはんまでにお腹が空き過ぎたり、ご飯が消化しきれないまま次のごはん食べることになり、これは体に大きな負担がかかります。

肥満防止
人間もそうですが、不規則な生活はすぐに体に表れ、太ってしまう方も多いです。
食事の時間や回数が不規則だと、体にすぐ影響が出てきます。
肥満になると、心臓に負担がかかりますし、肝臓や腎臓の病気にもつながることがあるのです。
犬は自分自身の食事のケアなんてできませんから、飼い主であるあなたがやってあげなければなりません。

タイプ別にみる!おすすめのドッグフードは?

それでは、犬のタイプ別にどんなドッグ
フードがおすすめなのかということを見ていきたいと思意味あす。

小食の犬には「ドッグスタンス」
1回の食事であまり量が食べられない、そんな犬は栄養不足になりがちです。
そんな犬にピッタリなのが高カロリーなドッグフード、ドッグスタンスです。
100gあたり530kcalもありますから、十分なエネルギーを摂取することができるヒューマングレードのドッグフードとなっています。
消化吸収も良くて、シカ肉を使用しているため、毛並みや毛ツヤを整えるのにも効果的ですよ。

主な原材料
鹿肉、全粒大麦、精製大麦、牛肉、大豆、植物油、海藻、白身魚、酵母リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ビタミンC・E・B12・D・B6・B1・B2・A、葉酸、ナイアシン、パントテン酸カルシウム

大食い犬におすすめなのは「モグワン」
愛犬家の間では大人気ともいえるドッグフードなので、あなたもきっとご存知でしょう。
100gあたり344Kcalと低カロリーなので、大食いの犬であっても肥満になるのを防げます。
また、人工添加物を使用しないグレインフリードッグフードということで安心して愛犬に与えることができます。
小粒タイプになっているので、早食いの犬、それに子犬にも食べやすくなっているのもポイントですよ。

主な原材料
チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)サツマイモ、えんどう豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類など

ちょっとお腹が弱い犬や戻してしまう犬には「ナチュロル」
ナチュロルは100g400kcalと、そんなに低カロリーではないのですが、ちょっとだけ食べてもそれなりに栄養が取れるということで、食べてもすぐに吐いてしまう犬にはぴったりなのです。
添加物も33個もフリー、獣医さんやペット栄養管理士が監修したドッグフードで、消化しにくい穀物を省いているグレインフリーであることはもちろん、グルテンもフリーなので、おなかの弱いワンちゃんにもおすすめですよ。
原料もほとんど国産のものですし、ペット栄養管理士が監修しているという点でも信頼がおけます。

主な原材料
新鮮牛生肉(北海道産・兵庫県産)、新鮮鶏生肉(兵庫県産)、新鮮馬生肉(カナダ産)、新鮮魚生肉(兵庫県産)、タピオカ(タイ産)、魚粉(北海道産・長崎県産)、紫さつまいも(タイ産)、チーズ(国産)、ココナッツ(フィリピン産)、りんご繊維、鶏粉末など

老犬には「ピッコロ」
老犬は、たんぱく質が不足しがちになるので質の良いたんぱく質を与えルことがポイントです。
ピッコロには質の高いたんぱく質が含まれていて、チキンやサーモンと、肉だけではないのが良いですよね。
また、老犬は皮膚や毛が衰えてきますから、それを防ぐためにビタミン類や脂が適度に配合されているのもありがたいです。
イギリスで誕生した、厳しい審査を通過した安心ドッグフードとなっています。

主な原材料
骨抜きチキン生肉、骨抜き生サーモン、乾燥チキン、サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、乾燥サーモン、乾燥全卵、チキングレイビー、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD)、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン硫酸、リンゴ、ニンジン、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、ホウレンソウ、クランベリー、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ

犬の食事の回数と時間は規則正しくすれば健康をキープできる!

犬の食事の回数と時間はしっかりと管理してあげないと、健康を害する恐れがあるということがわかっていただけましたよね。
愛犬の健康を守れるのは飼い主であるあなたのみです。
あまり意識していなかった方は、早速こちらを参考にして、愛犬の食生活を規則正しいものにしてあげましょう。