魚(フィッシュ)を原料としたおすすめドッグフード|選び方やメリットデメリット

魚を使ったドッグフード

市販、そして、インターネットでのみ販売されているドッグフードであっても、ベースとなるたんぱく質に使われている原料は、「肉」であることが多いです。
しかし、動物の肉に対してアレルギーを持っているワンちゃんも少なくありませんし、健康や年齢のことを考えて魚ベースのドッグフードを挙げたいと考える飼い主さんもいるでしょう。
そんな飼い主さんのために、ここではフィッシュ(魚)ベースのドッグフードの特徴やおすすめのドッグフードをご紹介してきましょう。

フィッシュ(魚)のドッグフードの特徴は?

フィッシュ(魚)ベースのドッグフードは、肉ベースのドッグフードとは異なり、どんな特徴があるのか見ていき
ましょう。

低カロリーでダイエットにも最適!
当然ながら、肉よりも魚は低カロリーです(特に牛肉は、消化するためにかなりのエネルギーを使い、かなりのカロリーを摂取します)。
例えば、鶏肉100gに対してカロリーは200kcalとなりますが、タラの場合、100gあたり79kcalと、半分以下のカロリーとなり、ダイエットにも向いているのです。

肉ベースにはない栄養素が摂取できる
肉にはない栄養素が魚には詰まっているため、肉では得られない栄養素がナチュラルに摂取できるというメリットがあります。
例えば、オメガ3&6脂肪酸を配合したものであれば、毛並みや毛ツヤの改善につながりますし、猫には絶対的に必要となる栄養素、タウリンも魚には含まれているため、臓器を正常に保つために効果的です。

低アレルゲン!
牛肉やチキンをベースとしたドッグフードだと、どうしてもアレルギー反応が出てしまう犬というのは今の時代少なくありません(人間でも多くなっています)。
しかし、魚に関しては低アレルゲン(甲殻類となると、かなりアレルギー反応を起こす可能性があるので魚は懸念されがちですが、肉に比べて少ないのです)となっているため、アレルギー体質のワンちゃんにもピッタリです。

フィッシュ(魚)のドッグフードはどんな犬におすすめ?

フィッシュ(魚)のドッグフードはどんな犬におすすめのタイプのドッグフードなのかを見ていきましょう。

肉アレルギーの犬
牛肉や鶏肉に対してアレルギー体質のワンちゃんもいます。
そういったワンちゃんには、魚ベースのドッグフードはアレルギー反応が出にくいのでおすすめなのです。

肥満気味の犬
白身魚をベースとしたドッグフードは、単純に計算すると、赤身肉を使ったモノよりも半分ほどのカロリーとなるので、肥満気味のワンちゃんにはぴったりなドッグフードだといえます。

肉をベースとしたドッグフードの食いつきが悪い犬
肉ベースのドッグフードをあげてもなかなか食べないワンちゃんも少なくありませんよね。
そんなワンちゃんには魚ベースのドッグフードをあげることで食欲促進につながるかもしれませんから、まずは試してみましょう。

毛並みや毛ツヤを改善したい犬
魚にはオメガ3&6脂肪酸が含まれています。
これが毛並みを整えたり、毛ツヤを改善する効果があり、老化防止効果もあります。
肉ベースのドッグフードでは得られない効果が得られるというわけです。

フィッシュ(魚)のドッグフードはどんなものを選べば良いの?

フィッシュ(魚)ベースのドッグフードといってもたくさんありますが、どんなドッグフードを選べばよいのか、選び方のポイントをご紹介したいと思います。

50%以上の魚が含まれているものを!
元々犬は肉食なので、植物性の原料を消化吸収することを得意としません。
そのため、できれば原料の50%以上の魚が使用されているものをおすすめします。
必要なたんぱく質も摂れ、犬にとっては消化吸収しやすく、体に負担がかかりにくいためです。

使われている魚の種類がはっきりと表示されてものを!
原材料に「魚」とだけ表示されていて、何の魚を使用しているかわからないものは避けてください。
「ニシン」、「サーモン」などと魚の種類がはっきりと記載されているものを選びましょう。

原材料や製造された工場がはっきりとわかるものを!
これは魚ベースのドッグフードに限りませんが、原材料や製造された工場がはっきりと記載されているものを選んでください。
原材料に曖昧な表現がされているようなものは避け、さらに、製造された場所がGMP認定工場など、安全性の高い場所で製造されたものであることを確かめてください。

人工添加物が使われていないものを!
これもどんなドッグフードにおいても言えることですが、人工添加物が使用されていないものを選びましょう。
人工添加物の中には発がん性のものや体に支障をきたすものが含まれているものもありますので、愛犬の健康をキープしたいのであれば、避けるべきものです。

ヒューマングレードでグレインフリーのものを!
当然ながら、愛犬の体のことを考えるのであれば、人間でも食べられる素材を使ったヒューマングレードのドッグフードを選ぶのが安全です。
インターネットなどで調べればすぐにわかりますので、チェックしてくださいね。

フィッシュ(魚)のドッグフードでおすすめのもの7選!

フィッシュ(魚)のドッグフードの中でもおすすめのドッグフードをここではいくつか発表していきたいと思いますので、ご覧ください。

オリジン 6フィッシュドッグ
魚を原材料全体の50%以上も使用しているハイプロテインプレミアムドッグフードは、オメガ脂肪酸もばっちりと摂取できる、アメリカでとれた原料にこだわって作られた、アメリカでも日本でもベストセラーのドッグフードとなっています。

原材料:新鮮丸ごとサーモン(14%)、新鮮丸ごとニシン(11%)、乾燥サーモン(11%)、乾燥ニシン(11%)、乾燥タラ(11%)、新鮮丸ごとカレイ(7%)、新鮮骨抜きウォールアイ(3%)、新鮮骨抜きノーザンパイク(3%)、新鮮骨抜きレイク・ホワイトフィッシュ(3%)、サーモン油(3%)、ニシン油(3%)、ヒヨコ豆、赤レンズ豆、緑レンズ豆、グリンピース、えんどう豆繊維、キャノーラ油、日干しアルファルファ、ヤムイモ、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、ホウレン草、ニンジン、レッドデリシャスリンゴ、バートレット梨、クランベリー、ブルーベリー、昆布、甘草、アンジェリカルート、コロハ、マリゴールドフラワー、スイートフェンネル、ペパーミントリーフ、カモミール、タンポポ、サマーセイボリー、ローズマリー、腸球菌オリジンのホームページより抜粋

RIGALO フィッシュ
腸内環境を最高の状態に保つために作られたドッグフードは、消化吸収に優れた素材のみを使用しています。
グレインフリーでアレルギー対策もばっちり、それでいて市販されているので手に入れやすいというメリットもあります。

原材料:ホワイトフィッシュ生肉、乾燥ホワイトフィッシュ、乾燥ヒヨコマメ、赤レンズマメ、乾燥ジャガイモ、乾燥エンドウマメ、ヒマワリ油、天然フレーバー、乾燥サツマイモ、乾燥トマト繊維、タピオカ粉、乾燥ビール酵母、乳酸、乾燥チコリ根(イヌリン、フラクトオリゴ糖源)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、ユッカフォーム抽出物、ミネラル類(炭酸カルシウム、食塩、塩化カリウム、リン酸一水素カルシウム、亜鉛、鉄、銅、コバルト、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(塩化コリン、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、ビタミンE補助食品、ナイアシン補助食品、硝酸チアミン、d-パントテン酸カルシウム、ビタミンB6、リボフラビン補助食品、ビタミンA補助食品、ビタミンD3補助食品、ビオチン、ビタミンB12補助食品、葉酸)、プロバイオティクス微生物(イースト菌、乳酸菌、黒麹菌、糸状菌、枯草菌)RIGALOより抜粋

ZEN プレミアムドッグフードグレインフリーフィッシュ小粒
厳選した国産の原料を使用した国産プレミアムドッグフードは、このパッケージのシンプルさも好感を持ちますよね。
無添加はもちろんのこと、放射能検査などもしっかりと行っているので、安全性の高いドッグフードとなっています。

原材料:生白身魚、乾燥さつまいも、あずき、アルファ化でん粉、クリル、えごま粉、魚油、りんご、コラーゲンペプチド、ココナッツオイル、乾燥酵母、ごま油、黒ごま粉、オリゴ糖、ブルーベリー、えのき、カシス、難消化性デキストリン、サイリウム(オオバコ種子)、リモナイト、亜麻仁油、レシチン、オリーブオイル、乾燥ごぼう、純りんご酢、柑橘果皮粉末、乳酸菌生成抽出物、ガーリック粉、パセリ、緑茶カテキン抽出物、タイム粉、ターメリック粉、ビタミンP(ヘスペリジン)、グレープシード抽出物、フェルラ酸、ミルクペプチドなどZENより引用

ドットわん 魚ごはん
瀬戸内海の新鮮な舌平目が主な原材料となっており、消化吸収をよくするために玄米や硬い野菜も下茹でするなどの下調理がしっかりとされており、ワンちゃんの体にも負担がかかりません。
カツオ節も入っているので、香りがカツオ風味になっているのも魚感を十分に楽しんでいただけるポイントです。

原材料:玄米(山形県産・他)、丸麦(国産)、舌平目(瀬戸内海産)、みりん粕(愛知県産)、牛エキス(国産)、カツオ節(国産)、牛オイル(国産)、ビール酵母(国産)、鶏肝臓(広島県産)、豆腐おから(埼玉県神泉村産)、食用牛骨カルシウム(国産)、カツオエキス(静岡県焼津市産)、さつま芋(国産)、にんじん(千葉県産・他)、米油(国産)、昆布(北海道産・他)、ビタミン・ミネラル類(栄養添加物は総量の1.5%以内)※塩化カリウム、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸亜鉛、ビタミンE、ビタミンB12、グルコン酸銅、パントテン酸カルシウム、ビタミンDドットわんのホームページより

アカナ パシフィックピルチャード
上記でご紹介したオリジンと同じペットフードメーカーが作っているのがこのアカナで、カナダ産です。
食物アレルギーに優しいイワシのみを主原料にしており、低炭水化物になっているので、肥満気味のワンちゃんや老犬にもピッタリです。

原材料:新鮮丸ごと太平洋イワシ(25%)、丸ごとイワシミール(18%)、丸ごとグリンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、イワシ油(7%)、新鮮グリーンケール(1.5%)、新鮮ホウレン草(1.5%)、新鮮カブラ菜(1%)、コールドプレスひまわり油、レンズ豆繊維、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとイエローピース、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとカボチャ、乾燥ブラウンケルプ、フリーズドライイワシ(0.1%)、新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー、チコリー根、ターメリックルート、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップアカナのホームページより抜粋

ファイネスト サーモンアダルト
アスタキサンチン豊富なサーモンが主な原料として使われており、より抗酸化成分を強化した成犬からシニア犬までのオールステージに対応しているドッグフードです。
グレインアレルギーをもつワンちゃんのために、ポテトとエンドウを使用したアレルギー対策がされた、イギリス産の無添加ドッグフードでもあります。

原材料:サーモン、ポテト、エンドウ、サーモンオイル、オーシャンフィッシュミール、ビートファイバー、ビール酵母、ビタミン&ミネラルファイネストのホームページより抜粋

わんこのきちんとごはん
人工添加物は不使用、超小粒タイプになっているので、歯が弱くなった老犬や口の小さいワンちゃんにもピッタリです。
主原料には、金沢でとれた新鮮な季節の魚が使われているので、季節毎の微妙な味の違いを楽しむこともできるドッグフードとなっています。

原材料:生肉(季節の魚)、穀物(大麦全粒粉、玄米粉、脱脂大豆、たかきび、脱脂米ぬか)、魚粉、ヤシ粉末、サツマイモ、煎りゴマ、ひまわり油、脱脂粉乳、乳清タンパク、海草粉末、卵殻カルシウム、クランベリー、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ビフィズス菌、乳酸菌わんこのきちんとごはんのホームページより抜粋

魚ベースのドッグフードは体質改善にも健康キープにもおすすめ!

魚ベースのドッグフードは、肉ベースのものにはない栄養素が摂取できるというメリットがあります。
肉ベースのものよりも種類が少ないという点がデメリットとなりますが、ご覧いただいた通り、魚ベースのドッグフードは世界中で販売されています。
まずはこの中から気になるものを選んで早速愛犬に食べさせてあげてみてくださいね。
食べ続ければ体質も体調も改善され、健康な体をキープすることもできます。