ドックフードの切り替え方法とその際の注意点は?食べない?下痢や嘔吐する?

ドッグフードの切替

ドックフードが一般化されていなかった時のように、愛犬に自分たちのごはんの残りをあげているという方もいるでしょうが、健康を考えてドックフードをあげているという方も多いでしょう。
しかし、今まで食べていたドックフードが愛犬に合わないとか、ちょっと変えて見たいなと思った時にすぐ切り替えられないワンちゃんもいます。
では、どのようにドックフードを切り替えていくのか、そのやり方や注意点などを見ていきましょう。

ドッグフードの切り替え方法は?

早速、ドックフードの切り替え方について見ていきたいと思います。
一体どんな風にするとうまくいくのでしょうか。

やり方は、今まで食べていたドックフードと新しいドックフードを、時間をかけて混ぜたものを与えていきましょう。

最初のうちは今まで食べていたドックフードを90%、新しいものを10%の割合で初めても良いでしょう。
それで徐々に味をならせていき、どんどん新しい方のドックフードの比率を増やしていくのです。
そうすれば自然とワンちゃんは新しいドックフードに慣れていきます。
1日10%ずつ新しいドックフードの割合を増やしていけば、10日後には完全に新しいドックフードになるという計算です(もちろん、そんなにスムーズにいかないこともありますが)。

ドッグフードを切り替えるのに適した年齢があるの?!

人間にも、年齢に応じた食事の切り替え(幼児期)があるように、犬にもドックフードを切り替えるのに適した年齢があります。
では、いつ頃ドックフードの切り替えを行うべきなのでしょうか。

最も適した時期というのは、幼犬から成犬になる1歳から1歳半にかけての時期、そして、成犬から老犬になる時期においてです。
まさに、人間の食事の種類の切り替えと同じ時期に犬もドッグフードを切り替えるというわけです。
また、人間も風邪をひいた時にはおかゆを食べるなど、病気の時には普段と違うものを食べることがありますよね。
ワンちゃんたちも同じで、体調に合わせた食事を与えるというのも覚えておきましょう。

ドッグフードを切り替える時の注意点は?

ドッグフードを切り替える際にはどんなことを注意するべきなのかということも知っておきましょう。

愛犬の状態をチェックする
ドッグフードの切り替えに成功しているかのように見えても、実はそうではないこともあります。
例えば、便の量が増えてきたからといって、切り替えに成功したと思ってはいけません。
もしかしたらそれが病気の合図ということも考えられるからです。
ですので、ドッグフードを切り替えた後にはよく愛犬の状態をチェックすることを忘れないでくださいね。
ちょっとでも異常があって心配なようであれば動物病院に行って診察してもらいましょう。

ドックフードがどのように変わるのかをチェックする
今まで食べていたドッグフードと新しいものの原材料を比較することも忘れてはいけません。
たんぱく質や脂質、それに炭水化物などのエネルギーとなる栄養素の割合をチェックします。
今までのドッグフードとは全く違う成分を使用している場合、体調を壊してしまう恐れがありますから(もちろんその逆もあり得ますが)、この点は十分チェックしてください。
できるだけ今までと似ている栄養素を含んだドッグフードを選んだ方が、問題は起こりにくいですよ。

食事を数回に分けて与える
一気にドッグフードを与えるのではなく、少量のドッグフードを1日数回にわたって与えてみましょう。
そうすることで、犬の体に負担がかかりにくくなりますし、徐々にドッグフードが体に慣れやすくなります。

ドッグフードを切り替えたら下痢になった?!さあ、どうする?

ドッグフードを切り替えたらワンちゃんが下痢になったり、吐いてしまったということはよくあるケースです。
そんな時の対応についてご紹介しましょう。

この際の対象法は、ワンちゃんの状態に合わせて胃腸を休ませてあげるということが大切です。
人間もそうですよね。
慣れていないものを食べた際にはお腹を壊したり、体調を崩してしまうことがあります。
ワンちゃんだって同じことで、胃腸を休ませてあげるのが1番なのですが、ワンちゃんによってはドッグフードを食べさせない(絶食させる)ことでストレスを感じ、それで余計に体調が悪化するというケースもあるのです。
ですから、そういうワンちゃんにはご飯を与えた方が良いですが、あくまでもワンちゃんの体調を見ながら行ってください。
下痢が普通の便になるまではこういった状態を続け、ずっとその状態が続くようなら動物病院に行って診察してもらいましょう。
また、もしかしたらドッグフード自体が体質に合わないということも考えられるので、その点についても動物病院でチェックしてもらうことをおすすめします。

そもそも何故ドッグフードを切り替える必要があるの?

ドッグフードを切り替える理由はそれぞれの理由がありますが、どんな理由からドッグフードを切り替えるのでしょうか。

療法食を与えた時にすんなり対応できるようにするため
様々なドッグフードを食べておくことで、病気にかかった際などに、すんなりと療法食に対応できるようになります。

アレルギーを緩和するため
今、人間の子供達だけでなく、動物たちもアレルギーを持つ動物が多くなっていますよね。
そんなアレルギーを持つ愛犬がいくつかのドッグフードを食べることで、アレルギーの症状を緩和する役割も果たす場合があります。

ライフステージの変化に順応できる
私たち人間もそうですが、犬も時間(年齢)と共に体が変化していきます。
年齢に合わせてドッグフードを変化させることで、それぞれのライフステージに順応することができます。

それってあげすぎ?ドックフード必要摂取量もチェック!

あなたはいつもどれくらいドッグフードをワンちゃんに与えていますか。
ドッグフードの切り替えと同時に、ワンちゃんに適したご飯の量というのも改めて押さえておきましょう。
また、食事の回数ですが、これも年齢によって異なりますので、ご確認ください。

幼犬期
生後6ヶ月くらいまでは消化機能が未熟なため、1度にたくさん食べられません。
ですから、1日に3,4回食事を与え、6ヶ月が過ぎたあたりから1日2,3回のペースにしていくと良いでしょう。

成犬から高齢犬期
人間の大人の消化機能と同じように、大人になると、犬の消化機能も発達します。
そのため、1回で1日分の食事を食べられる犬も多いですが、できるだけ朝夕の2回に分けて与えるようにしましょう。
そうすれば胃腸に負担がかかりませんし、便も出やすくなります。

老犬期
老犬になると、あまり歩くこともできなくなり、全体的に運動量が減って食欲も落ちてきます。
ですので、1日3,4回に分けて食事を与えるようにしてください。

一気にドッグフードを切り替えたらどうなるの?

徐々に新しいドッグフードの量を多めにしていかなくてもうちの犬はちゃんと食べられるはずと、思う方もいるでしょう。
では、一気にドッグフードを与えてもよいのでしょうか。

一気にドッグフードを切り替えてはいけないという法律などはありませんし、一気に切り替えても問題ないという意見も存在します。
一気にドッグフードを切り替えて問題が無い犬もたくさんいますから、試されたい方は試してももちろん構いません。
ただ、愛犬が食事に対していつもちょっと違うものを与えたらすぐに反応してしまうという場合は少しずつ新しいドッグフードに切り替えていくという方がベターだといえます。
あなたの愛犬の体調などに合わせた切り替え方を用いましょう。
それには愛犬についてしっかりと理解しておく必要があります。

ドッグフードの切り替え時にはドッグフードの選び方も考えないと!

ドッグフードの切り替えの際の注意点でも少し触れていますが、ドッグフードの切り替え時にはドッグフードの選び方も考慮しなければいけません。
一体どんなドッグフードを選べばよいのでしょうか。

ペットの体質に合わせたものを選ぼう
それぞれの犬によって体質は異なりますから、愛犬の体質に最も合ったドッグフードを選んであげるということは、ストレスなくご飯を食べるためにも、そして、体に異常をきたさないためにも1番基本的なポイントとなります。

安全性の高いものを選ぼう
人間の食べ物を選ぶ時にも、少なからず安全なものを購入しようという意識は誰にでもあるはずです(その度合いは人それぞれですが)。
犬にも当然安全なドッグフードを与えてあげないと、体は敏感に反応します。
あなたのかわいがっているワンちゃんが、あなたの選んだドッグフードのせいで病気になってしまうなんてショックですよね。
そうならないためにも、安全性の高いものを選んでください。

ドッグフードを食品扱いしている場所で購入しよう
どうしても自分が食べるものではないので、スーパーなどでドッグフードをモノとして扱ってしまう所もあります。
しかし、そういったものを選ぶと、安全面に問題が出てきますから、ドッグフードを人間の食品と同じように食品扱いしているお店で購入するようにしましょう。

今までのドッグフードと同じような成分が含まれたものを
スムーズに新しいドッグフードに対応できるためにも、今までのドッフードと同じような成分・栄養素が含まれたものを購入しましょう。

ドッグフードを切り替える際には徐々に新しいドッグフードの量を増やして!

ドッグフードの切り替えはスムーズにいく犬もいますが、そうでない犬もいます。
どんなワンちゃんも問題なく新しいドッグフードを受け入れられるよう、ドッグフードの切り替え時には徐々に新しいドッグフードの割合を増やしていくという方法がベターです。
そうすれば、ワンちゃんに負担なくドッグフードの切り替えができますよ。